奇天烈電機

猫とPCと農業つれづれ、(MS-)DOSネタ、稀に初級Linux。大半は日記。

黒いハイカラさんと樋屋奇応丸。

こんにちは。

 

今日も猛暑日です。そもそも、このブログは大半が日記、ということでしたためているので、相変わらず日記を今日も書くのですが・・・

今日は猫の通院日でした。(一匹はまだ)大きい方の猫の首あたりにミミズ腫れのような膨らみを発見して数日、それが大したことではないように、夫婦で祈ってきました。

しかし、本人がそんなに気にしてもいない。痒いわけでもないらしい。触ると特別嫌がることもない。「病気?」と我々は思わず緊張してしまった。

いつもお世話になっている獣医師のY先生が数日間お休みだったのでこの土曜を待っていたし、明日は日曜で再びお休みなのでなんとしても連れて行かなければ!、と昨夜からかまえていました。(早く寝ました。何故なら山奥から市内まで遠いから)あわよくば二匹とも連れて行きたかったのですが、黒いすばしっこいちょっとイヤな性格の方はやはりお隠れになってしまい、彼女はこの後夕方便で連れて行くつもりなのです。

 

問題の大きい方の猫は押入れの一番奥、隅で寝ていましたけども、椅子に乗って「おい」と言ってのぞき込んでも逃げたりしなかったので抱っこして降ろして、キャリーケースに入ってもらいました。ちょっと入れる時間が早かったので、しばらくキャリーの中で「アォアォ」と不安そうに鳴いていましたが、しょうがない、絶対にこの機会を逃すわけにもいかない、のでお母さんもお父さんも必死モードでぐっと堪えました。

出発は7時50分、開院は9時です。やや時間があったのと、お腹が空いてはいけないと思ってパン屋に寄ってからY先生のパンとコーヒーも準備して、到着すると9時10分。

既に前に待っていらっしゃる方が二人おられたのですけど、どうも薬の受け取りっぽくて犬も猫もいない。順番は僕が向かいのコンビニで用を足して戻るとすぐに回ってきました。

カミさんはどうだったのだろう、僕は「どうぞ腫瘍とかではないように、そんなわけないと思うけど」と内心ビビりつつも診察室へ入室。今回は洗濯ネットに入れる余裕がなかったのだけど、Y先生は大きい方の猫のことをわりと好きでいてくれて、叱られたりは無かったです。ちょっと余談だけど、保護して最初の受診の時に滅多に笑わぬY先生が嬉しそうに「こういうガッシリした猫はだいたい百戦錬磨」と言って大きい方の猫を撫でていましたからね・・・

そう、それで、入室して診察台兼体重計にて体重を測定。微増。「先生、ここになんかあって・・・」とカミさんが訴えると、Y先生もまさぐるように触診されました。

 

「これは・・・喧嘩かなんか」

 

「喧嘩?!」という声は出ませんでしたけど、「怪我ですか?」と思わず聞いてしまいました。

 

「そうですね、傷です。外に出たりしますか?」

 

それはないよ、「完全室内飼いです」とカミさんが言って、「軟膏を塗りましょう」という流れになったので

 

「・・・ルツめぇッ!!!」

 

と二人で言ったり思ったりしました。ルツというのは黒くて小さくて若い、すぐ逃げ回る、自分に都合の悪い時は空気を読むのが異常に上手な、要するにさっき捕まらなかった黒猫です。遅れましたけど、この大きくて本当はものすごく強いんだけど滅多にキレないダンディサバトラが、アロンです。(詳細は以下の回を参照)

kiteretsudenki.hatenadiary.jp

この、ルツが噛みグセがあるんですよね、あとすぐに全力で爪を出す。もう3歳になるのに全く落ち着く気配がない・・・どうかな?、少しはマシになってってるのかな・・・

アロンさんがくつろいでいるところにやってきて突然飛びかかって猫パンチ一発で追い払われるのが大体は、そのパターンなんですけど、時々もみ合いみたいなことになって、まあ、もみ合いっていうか取っ組み合いですよね、アロンは体当たりをカマして「あっち行け!」くらいしかしないんですけど、ルツは執拗に追いかけて特にを狙って攻撃しようとする。最近活動範囲が二階のほぼ全部の部屋に広がったので、カミさんも僕も見ていないところでよくドカポンするようになっているんですが、時々アロンに「ハゲ」を見つけるか、アロンの毛がゴソっと抜けているのを発見するのです。

まあ、そんだけされても普段どちらともが互いに距離を置こうとはしないし、ラブってるときは互いにナメナメがすごいときもあるし・・・ナメナメの後取っ組み合いが始まりますけども。

 

そう、この約3,4センチのミミズ腫れはルツが噛ん・・・ではないと思うが、引っ掻いた痕に違いないのです。最近アロンの毛と、その毛根あたりにカサブタがくっついた毛がやたらたくさん落ちていて、今日もソレを持っていったんですけど、Y先生のとこにですね。多分我々が見てない時にカミさんのアトリエでドカポンしたんでしょう。

そんなに血が垂れるほどの引き裂いたような傷では無かったようだが、いわゆる人間でも猫にシャッと引っかかれると線傷が出来て血がうっすら滲んできます。あれのもう少し強い感じで引っ掻いた、んじゃないかな?、と僕は思ってますけど。

カサブタの方は正直どっちか分からんですけど、噛まれて毛と一緒に皮が取れちゃったのか、乾いた傷のとこを再度攻撃されてカサブタが毛と一緒に落ちたのか。

 

数日前に夜の猫タイムに触れたとき、カミさんが、「こんなのあったっけ?!」と思うようなわりと長くて大きな膨らみでしたからね。

やはり爪はちゃんと切らないとダメというのは分かっているんですが、アロンさんは見ていると切らせてくれそうな気が最近はしてきましたけど、ルツは絶対に自分たちで爪切りできそうな予感すらしないです。常に動いてますからね。抱っことか大嫌いだし。

・・・自分が撫でてほしいとかカマってほしいとか、おしりぱんぱんしてほしいときの主張はすごい。もう、ある座椅子に僕が座るとどんな遠くからでも正に猫なで声を出しながらやってきておしりを「ここよ、ぱんぱんして」という具合に向けるんです。しかしこの黒猫はコームなんかで梳かそうとしても逃げるし動くし、抱っこは嫌いだし、そもそも背中と頭以外の場所を触られるのが嫌いらしいです。

アロンちゃんはねえ、お母さんが座椅子に座るとしずしずとやってきて横にぴったりとくっついて超リラックスモードに入るんですけど。両前足をうーんと伸ばして寝る。それで毎晩のようにコーミングしてもらったりナデナデ地獄してもらったり。抱っこされると「どうだ?いいだろう?」みたいな目で僕を見つめる余裕すらあるくらいです。

カミさんが「猫に妬くな」って言うんですけど、それくらいカミさんを独占しますからね。座椅子の横だけと言わず、ベッドでカミさんにぴったりくっついて寝るとか。

 

「寝る時は僕だって別部屋なのに!!!」(怒)

 

まあ、半分は冗談ですけど、それくらいアロン様はお母さんが大好き。

・・・ルツは僕が好きなんでしょうけど、あんまり嬉しくもねえなあ。

 

診察室で「怪我だ」と言われて、怪我もイヤですが病気じゃなくてよかったじゃないか、とカミさんの背中を撫でました。カミさんはアロンをかわいがっているし(ルツもまあ)とても心配な数日間だったので。(今再び首をやられないように対策としてバンダナを探しているそうです)僕も何か腫瘍とか寄生虫とか、そういったものでなくて一安心ではある。

 

さて、その後3人で帰ってきて、パンを食べて休憩に入ります。

と、いうところまででした。今はっきり言って僕は寝起きです。さっきまで爆睡していました。帰った途端「おかえり!」みたいな感じで黒いのが出てきたのでイラっとしましたね、まぢで。

「このやろう、てめえのせいで大騒ぎしたのに自分は今朝逃げ回って余裕かよ・・・!」

アロン様はキャリーを開けるとスススっと一旦は寝室の方へ退避しましたが、僕たちがパンを食べている間にはいつものようにルツはウロウロしながら僕の右側、アロンも「ん?、もう何も起きないな?」の確認が済んだようで、カミさんの隣にやってきました。

 

この4人でいる空気は嫌いじゃないんです。好きなんです。ルツがなあ。もうちょっとホントに落ち着かないですかね?、いつもカミさんが言ってますけど猫の樋屋奇応丸とか無いのかなあ???

 

さて、午後の診察は5時からですので、もうちょいしたらあのチョロチョロしたのを何とか確保してヤツの最大の武器である爪を切ってもらい、おしりを絞ってもらってきます。最近僕のチェアマットの上で「土俵入りかっ!」って思うくらい何回もぐるぐる回りながら猫戦車してましたから。

 

このブログは日記だけど、猫と〜って紹介してる割には猫ネタ少ないですよね・・・

なんだかんだ平和ってことなんですが。

 

 

 

それではまた明日。