奇天烈ラジオ
毎度。
奇天烈電機です。
時計ばかり作っていると、時計屋のような気持ちになるのだ。
本物の時計屋さんはもっと高尚なことをしている筈で、僕のように単純流れ作業とは全然違うと思うですが。
「そろそろ出来ることを増やしたい」
ふと、そう、思ったのです。
一定の年代の先達からすれば、僕がやっていることなどはプラモデルを素組みして満足しているレベルの話である。
そろそろきちんと回路図とか電機の仕組みをもっと真剣に勉強する時が来ている。
先ず、誰でもこういった人間は通るであろう。
ラジオ。
音がなるもんな。
表示器は目で見て面白いが、ラジオも絶対面白いに違いない。
アマゾンで1キット1060円也。
中華ラジオ組み立てキット。
意外とすんなり組んでいて、
「あ、このままうまいことしたら鳴るんじゃないのか?」
そう思ったのだが、、、この、ポリバリコン 、なんかヘンだな?、カシュカシュ音がする。
回すと。
キャップは簡単に外れるようなので開けてみる。
なんか、ビロビロ出てきている。
内部の(なんていうんだろう)多分、ポリバリコン の「ポリ」がぐしゃぐしゃになって回せば回すほどに壊れる。
最初は頭がそう思いたかったのだろう。
「あっ、これは取っ払っても問題ないね、こんなヒラヒラしたものが影響しないだろ」
などと思ってピンセットで砕けたものをスイスイ取ってた。
けど、「じゃあ、ポリバリコンって?」とか途中で思うようになってきて、やってしまった感が凄い。
壊した。
待て待て、もう一台同じキットがあるではないか。
練習用に買ったではないか。
ダイヤルをはめ込んで回すと
しゃりしゃりしゃり
これも初期不良か!!
引き下がるわけにはいかないぞ。
せんごくネットにてポリバリコン を即座に注文。
多めに考えて5個発注。
諦めないぞ。
わざわざこういうなんか、苦労するだろ、それで伸びていくんだ、的な美化をするために中華ラジオのキットを選んだじゃないか。
組み上がってもいないものをリペアするのも何か変だが、
鳴らしてやる、、
その一心で部品を待っているのだ。
今から心配なのは上手くはんだが吸い取れるのか、という危機感。
明日はDuoのコンデンサ交換するか。